11月27日投開票 小金井市長選に対する見解

11月27日投開票 小金井市長選に対する見解  

 本来であれば、来年202312月に任期満了による市長選が行われる予定でしたが、1014日の西岡市長辞職により、1120日告示27日投開票で市長選挙(と市議会議員補欠選挙)が行われます。

西岡市長辞職の概略については、坂井ブログにまとめています。
●10月7日 
 市長の専決処分を議会は不承認に/西岡市長、辞職。
●10月12日 
 西岡市長から”専決処分が不承認になったことに対する措置”が”議会に報告”される~10/12 am10時すぎ

■■■市長選の構図■■■

 10月14日に辞職した西岡真一郎さんは、10月7日本会議後、新聞記者に対して”次の市長選には出馬しない”旨、発言をしています。11月17日時点で立候補の表明をしているのは、11月2日に小金井市議を辞職した白井とおるさんです。

直近の新聞報道では、
 自民党は意見集約ができずに候補者擁立を断念した
 共産党北多摩中部地区委員長の小泉たみじさんが立候補の準備を進めている
とあります。

■■■市長選に対する見解 ■■■

 坂井が11月16日時点で固めていた見解は以下の通りです。

 
 小金井市政の重要課題で、市長選の争点は3つあると考えています。はけと野川をこわす都市計画道路、新庁舎建設と“公立保育園の廃園条例“です。

◆ はけと野川をこわす都市計画道路
 坂井が当選してからこれまで11回、市議会から東京都に見直しを求める意見書などを送り続けてきました。そして、2021年の都議会議員選挙では、道路計画に反対する漢人都議を送り出すことができました。今度は市長を送り出すことで、「中止・見直し」の意思を示せるチャンスです。白井とおるさんが、はけと野川をこわす道路計画について「中止・見直し」を明言されている点は評価しています。

◆ 新庁舎建設
 白井とおるさんは「庁舎&福祉会館の早期建設〜財政的課題もクリアした上で、早期建設に向けて動く。」とあります。坂井がこれまで、設計が終わったのに工事に入れない大きな要因として取り上げてきた「16人の議員」に白井とおるさんは入っていました。 「議員としての責任や財政に対する見通し」について、重要な局面で私と判断が異なった点は、市政に対するスタンスの大きな違いであると捉えています。

◆ “公立保育園の廃園条例”
 白井とおるさんは「専決処分の廃園条例は速やかに条例改正(廃園前に戻す)、および廃園ありきの方針の撤回」としています。坂井は専決処分を不承認としましたので、議会の権能を取り戻すためには、市長か市議会が条例を提案することが必要だと考えています。

 議員は、時に時間がない中でも重要な判断を迫られます。
 新庁舎建設という重要課題における判断の違いは、坂井えつ子という議員にとって重要でぬぐい切れるものではありません。全面的に支持する訳にはまいりませんが、誰がなっても大変な小金井市長への立候補を決意された白井とおるさんの決意も重く受け止めていますし、これまで議会において「プロセス」を重視されていた白井とおるさんの今後4年間の市政運営に期待しています。 
 私は、市議会において是々非々で臨み、待ったなし!の気候危機対策や、社会的に弱い立場に立たされてしまう方への福祉・人権への政策にこそ力を入れて取り組んでいただけるよう力を尽くしてまいります。

 2022年11月16日
小金井市議会議員 坂井えつ子