2020年度 市政運営に対する要望事項

市政運営に対する要望事項を提出しました。市長選で当選した方にお渡し&お話ししたいと考えたので、例年に比べると遅い時期となりました。

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今回は、2020年度 市政運営に対する要望事項と市政運営における中長期ビジョンの2本だてです(PDFは2020年度 市政運営に対する要望)。

                                     2019.12.19
小金井市市長西岡真一郎 様

            2020年度 市政運営に対する要望事項

                 小金井市議会 緑・つながる小金井 幹事長坂井えつ子
                 坂井えつ子とつながる小金井の会

1.気候非常事態宣言を早急に行い、小金井市としてできる取り組みへの着手、推進をはかること

2.新庁舎・(仮)新福祉会館建設に際し、以下に取り組むこと
供給電力を再生エネルギー100%へ/太陽光パネルの設置、省エネ、蓄電設備の設置/「環境家計簿」/家庭での再生エネルギーによる電力への切り替え促進/環境楽習館の積極的活用

3.都市計画道路小金井3・4・1号線、3・4・11号線外を廃止するよう、引き続き東京都に強く要望すること

4.学校給食の質や小金井らしさについて明らかにし、要望書を提出している市民や保護者との建設的な対話に努め、安易に小学校給食の調理業務委託を進めず、市民協働的の視点にたち、新しい体制などの検討・実践につなげること

5.自立支援協議会に当事者部会を設置するなど、当事者の声を反映する仕組みをつくり、社会的障壁の除去に努めること

6.保育計画策定は、審議する時間を充分に確保し、小金井市が目指す保育のあり方を示すまでは、公立保育園移譲を進めないこと
  
7.「玉川上水・小金井桜整備活用実施計画」にあたっては、引き続き、生物多様性を尊重する市民の声も聞きながら、可能な限り既存樹木を残すこと

8.同性パートナーシップ制度の導入に当たっては、公正証書の提出も選択制とし、制度利用者のニーズに応えられる制
度を整えること

9.愛知県新城市の「若者議会」の取組を参考に、予算提案権を持つ若者による審議会を設置すること

10. リユース事業の継続について、引き続きシルバー人材センターとの協議に努め、リサイクル事業所を補完するような事業に取り組むこと

11. 行事等を主催する団体等からの申請による後援等の名義使用の承認は、企画を峻別することなく、要綱に則って適切に行うこと

12. 公民館の今後の運営に対し、社会教育における市の役割を明確にし、安易に分館の委託を進めないこと

             市政運営における中長期ビジョン

1. 福祉・共生~福祉を市政のど真ん中に
(1) 「障害のある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例」の理念を施策に反映し、一層の福祉のまちづくりに取り組むこと
(2) すべての子どもが地域の学校や学童保育所に通えるよう、インクルーシブ教育システムではなく、インクルーシブ教育の視点に立って、児童・生徒や保護者の意志を最大限尊重すること
(3) 正規職員、会計年度任用職員採用において、知的・精神障がい者も含めた積極的な雇用を進め、引き続き採用試験時や職場環境における合理的配慮の提供に努めること
(4) 福祉事業所で作られた製作品の対面販売の定期開催に努めること
(5) 重複障がいに対する知見を深め、施策に盛り込んでいくこと
(6) ヤングケアラーを含むケアラー支援の充実に努めること
(7) 当事者の意見を反映した「認知症条例」を制定し、施策の充実に努めること
(8) だれでも立ち寄れる地域の寄り合い所的事業の展開を支援すること
(9) 防犯カメラに頼らない、地域での見守りを重視した安全対策をとること

2. 民主主義・平和~誰もが自分らしく暮らせる小金井に
(1) 管理職の女性比率をあげること、理事者や審議会委員も男女比率が均等となるよう努めること
(2) 性的少数者への理解と支援を進めるために、学校等での周知、教職員への研修を拡充すること
(3) 第6次行動計画に、性自認、性的指向、性表現による差別の禁止など性的少数者への配慮について、必要な施策を盛り込むこと
(4) 男女平等推進センターの設置について、年次を含め具現化すること
(5) 小金井市の市長選挙、市議会議員選挙における永住外国人の参政権をめざすこと
(6) 多言語対応、やさしい日本語の活用による情報保障や、多文化や歴史を学び合い、生活相談等にも応じられる国際交流協会等の設立をめざすこと
(7) 日本が国連の核兵器禁止条約を批准するよう、小金井からも国や関係機関に求めていくこと
(8) 中東和平プロジェクトの取り組みを活かした独自の平和外交を継続、発展すること
(9) 戦争経験者による語り部授業を学校で行うなど、戦争体験を子どもたちに伝えていくこと
(10) 非核平和都市宣言を発展させ、平和条例を制定すること。小金井市の平和の日事業を平和週間に拡大し、市民参加で企画実施できるよう、市民協働で平和事業を拡充していくこと
(11) 日本が国連の死刑廃止条約を批准するよう、小金井市からも国や関係機関に求めていくこと

3. まちづくり・環境・脱原発~将来世代が暮らせる地球をつなぐ
(1) 未整備の都市計画道路の見直し項目に、経費や実現可能性、施行期間等も含めて検証するよう、都に働きかけること
(2) 脱原発都市宣言や脱原発首長会議への参加を通し、核エネルギーからの脱却を図ること
(3) 公共施設の更新、長寿命化の際には、省エネ・再エネの取組に尽力すること